6月に読んだ本

『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』(大崎梢) 『びっくり館の殺人』(綾辻行人) 『ラインの虜囚』(田中芳樹) 『銃とチョコレート』(乙一) 『ジハード1』(定金伸治) 『ジハード2』(定金伸治) 『トリックスターズD』(久住四季) 『トリックス…

『びっくり館の殺人』(綾辻行人)

どれほど、ひどい作品かと覚悟して読んだんだけど、それほどひどくなかったよ。割と楽しめた。あまりにも評判が悪いから、それはそれはひどい結末を想像してたんだけど。逆にそれが良かったのか。

『配達あかずきん 成風堂書店事件メモ』(大崎梢)

これは全然ダメだ。まず、本に対する薀蓄がぼくでも分かるような内容。ミステリ・フロンティアを買う人なら、特にどうということもないだろう。それから、でてくる登場人物が、独善的で片っ端から気に食わない。とってつけたような後日談が浮きまくっていて…

今後の書評Wikiについて

書き込みにパスワードをかけるようにします。多くの方のアドバイスがそれであり、技術的にもそれが一番楽なようなので。今週は忙しいので、対応は、来週になるかと思います。

5月に読んだ本

『眠りの森』(東野圭吾) 『殺意は必ず三度ある』(東川篤也) 『ハリー・ポッターと謎のプリンス(上)(下)』(J.K.ローリング) 『リリアとトレイズIV』(時雨沢恵一) 『ダ・ヴィンチ・コード(上)(中)(下)』(ダン・ブラウン) 『東京バンドワゴ…

『眠りの森』(東野圭吾)

思ったより地味な話だった。『容疑者Xの献身』を先に読んでいたせいか、ついつい派手さを期待してしまった。東野ベストとしてよく挙がるこの作品だけど、自分にとっては、、、うーん。残念。相対的に評価が下がってしまった。

書評Wikiを復活させました

ひとまず書評Wikiを復活させました。ただし、閲覧しかできません。正直、技術的に着いていけない部分がありまして、ちょっと時間がかかりそうです。

書評Wikiについて

トップにも書いてますが、書評Wikiへのスパムが多くて、一時閉鎖しています。どうも#urlbookmarkプラグインがまずそうな感じ。このプラグインを外せば、おさまるかしらん。正直、閉鎖したろかな、とも考えたりもしますが、「やっぱり書評リンクは無理だよな…

『陽気なギャングが地球を回す』

原作好きほど、腹立つ作品。伊坂のセンスを監督が殺した。Yahoo!のユーザーレビューが高いのが、不思議でならない。

『εに誓って』(森博嗣)

こういう作品なんだ、と思えば楽しめる。安定しているとは言えるんだけどね。いつも思うんだけど、森好きにしか薦められないのが、森好きには残念。

『陽気なギャングの日常と襲撃』(伊坂幸太郎)

おもしろかったけど、もうちょっと。『陽気なギャングが地球を回す』のときのように、再読したら、評価変わるかも。

『ぼくのメジャースプーン』(辻村深月)

いまいち。短編のネタを無理やり増やしたような感じ。設定の説明に枚数を費やしすぎ。

『ザ・マインドマップ』(トニー・ブザン、バリー・ブザン)

参考になった。思考ツールと思っていたんだけど、記憶ツールとしても使えるらしい。というか、元々は記憶ツールとして始まったようだ。確かに、単語の連想や、絵を描き、色を分けるなど、脳にイメージしやすいと思う。

『川の名前』(川端裕人)

おもしろかった。こういう少年達の冒険は、心揺さぶられる。感動とかじゃなないんだけど、涙が止まらなかった。

『東京バンドワゴン』(小路幸也)

おもしろかった。これまで読んだ小路作品は、「あとちょっと感」がとれなかったが、この作品では解消されている。

観劇

劇団、本谷有希子「密室彼女」(原案:乙一)に行ってきました。何とか同行者2人ゲットして、チケットは無駄にならずにすみました。良かった。乙一がプロットを書いて、本谷有希子が脚本に書き下ろし、演出という形にだったようです。いかにも乙一が書きそう…

4月に読んだ本

『県庁の星』(桂望実) 『怪盗グリフィン 絶体絶命』(法月綸太郎) 『闇をみつめて』(ジル・チャーチル) 『夏季限定トロピカルパフェ事件』(米澤穂信) 『終末のフール』(伊坂幸太郎) 『銀河のワールドカップ』(川端裕人) 一番おもしろかったのは、…

チケット余ってます

劇団、本谷有希子「密室彼女」5/3 19:00の回のチケットが2枚余っています。ご希望の方は、コメントをください。よろしくお願いします(余るのは困る)。

ミステリ既読調査2005再集計について

この結果から、以下の数値を「引いた値」が最終結果になります。 春期限定いちごタルト事件(米澤穂信) 34 クドリャフカの順番(米澤穂信) 34 死神の精度(連)(伊坂幸太郎) 32 犬はどこだ(米澤穂信) 31 魔王(伊坂幸太郎) 30 黙の部屋(折原一) 29 …

3月に読んだ本

『シャングリ・ラ』 (池上永一) 『マネー・ボール』 (マイケル・ルイス) 『リリアとトレイズIII』 (時雨沢恵一) 『大鷲の誓い デルフィニア戦記外伝』(茅田砂胡) 『マネー・ボール』はなかなかおもしろかった。『シャングリ・ラ』は思ったほどでもな…

近況

最近、忙しくて。モブハントが、ガンビットで、ミストナックが、もー大変。

いろんな誘惑が

今週は、やりたことの10分の1もできなかった。微妙な忙しさだった。今日もできそうにない。『ザ・ホワイトハウス 2ndシーズン』が届いた*1から。さ、今から観ようっと。 *1:1stシーズンはとんでもないところで終わったんだよ。

ミステリ既読調査2005 終了

というわけで、ミステリ既読調査2005終了しました。終了したんだけどさー。実は、同一IPから投稿制限は、120秒ぐらいにしてたんだよね。で、アクセスログをざっと見たんだけど、5分おきに連続投稿がしてる人がいた。仕方ない。面倒だけど、チェックして、最…

2月に読んだ本

『チルドレン』(伊坂幸太郎)再読 『殺人症候群』(貫井徳郎) 『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎) 再読 『誘拐症候群』(貫井徳郎) 『図書館戦争』(有川浩) 『チームバチスタの栄光』(海堂尊) 『心のなかの冷たい何か』(若竹七海)再読 …

『殺人症候群』(貫井徳郎)

なかなか重い話だった。おもしろくは読めたけど、苦手なタイプの小説。

『チルドレン』(伊坂幸太郎)

ドラマ化されるというニュースを見て再読してみた。 物語は、2人の家裁調査官とひと癖もふた癖もある子供たちとの交流を描く。先輩調査官に大森南朋(34)、坂口が一目ぼれする書店店員に小西真奈美(27)。 陣内役が大森南朋で、坂口憲二は、武藤役で…

人間が描かれているかどうかについて激しい議論

『オール讀物』を買ってきて、直木賞の選評を読む。選考委員の選評のタイトルを列挙すれば、誰が何を推したか、一目瞭然です。 阿刀田高「なぞ解きの名作」 五木寛之「『容疑者Xの献身』を推す」 井上ひさし「力量は十分」 北方謙三「十二分の力量」 津本陽…

ミステリ既読調査 2005

ミステリ既読調査 2005は、1000人こえるかな。最後に駆け込み投票を期待。もうすぐ〆切なんで、投票禁止モードを作らないと。現時点でのベスト10は、 容疑者Xの献身(東野圭吾) 431 44.7% (431人/965人) 春期限定いちごタルト事件(米澤穂信) 414 42.9% (4…

『陽気なギャングが地球を回す』(伊坂幸太郎)

再読なんだけど。あれー?自分が思っていたよりもおもしろかったですよ。どういうことでしょうか。今までの伊坂ランキングは、 アヒルと鴨のコインロッカー 重力ピエロ チルドレン 砂漠 死神の精度 ラッシュライフ 魔王 グラスホッパー オーデュボンの祈り …

『図書館戦争』(有川浩)

カバーイラストのセンスがいいな。アメコミっぽくていい。 内容は、超法規的検閲が許されたパラレル日本のお話。図書館側は武装してこれを守るという、なかなか深刻な内容なんですが、その深刻さが笑いを誘う。設定はおもしろい。でも、その設定がいまいち活…