SF大会に行ってきた。

規模でかい。びびった。でたらめに人が多い。よくあんな中に一人で飛び込めたと思う。第44回という歴史は伊達じゃないね。44年続いてるってことだもんなぁ(ちなみに第1回のゲストは手塚治虫だったらしい)。

初日は知ってる人に一人も会わなかった。まぁ、ミステリ畑なんだから、参加者少ないのも当然なんだけど(2日目は結構会ったけどね)。以下、参加した企画とその感想(作家名は敬称略で)。

初日に参加した企画は、「オープニング(星雲賞授賞式)」「電撃文庫の15年を振り返り」「サクラ大戦 桜庭×桜坂」。

「オープニング(星雲賞授賞式)」
司会のお姉さんの臨機応変な仕切りが良く、おもしろかった。授賞者のコメントも良かったしね。ミステリもないかね、こんな賞。

電撃文庫の15年を振り返り」
ゲストコメンテータに、上遠野浩平(ゲストコメンテータは、もう一人いたんだけど、名前がわかんない←追記:中里融司さんだそうです)。途中で、浅井ラボ、成田成吾、米澤穂信(来てたんだよ)、榊一郎賀東招二(<ライトノベル座談会だけだったかもしれない。ちょっと記憶がない)が参加したり。

えっと。書評Wikiの中の電撃ゲーム小説大賞のページを、参考資料として印刷されていた。が、第5回だか、6回だかの大賞が、「該当作なし」になっているらしいけど、実際にはあるらしいです。誰か修正して。

「サクラ対戦 桜庭×桜坂」
桜庭一樹桜坂洋の対談。司会の人の仕切りが悪かったので、イマイチ消化不良。ドアが開きっぱなしで、声が聞き取りにくかったし、PowerPointを使うなら、スライドショーにしてほしかった。

他には「空想科学ジャズライブ」「星雲賞受賞者座談会」「小さなお茶会森岡浩之がでてらしい)」「野田昌宏が語るテレビ裏話(ゲストがノッポさん!)」とか行ってみたかったけど、行けなかった。

2日目は、「ライトノベル作家座談会」「SFヘキサゴン」「ライトノベルニューウェーブチェック」(30分のみ)「前田建設ファンタジー営業部」「各賞授賞式〜クロージング」に参加。

ライトノベル作家座談会」
水野良浅井ラボ榊一郎賀東招二新城カズマがパネリストとして参加。客席側から話しかける人がいて、それがちょっと嫌だった(実際、誰かに文句言われてたけど、空気読めてなかったり)。

「SFヘキサゴン」
司会、大森望。ぼくが入ったときは、山田正紀とり・みき倉阪鬼一郎飛浩隆久美沙織が残っていた。第5回星雲賞日本短編部門を授賞した、筒井康隆の『日本○○○○沈没』の○○○○の解答率100%の高田馬場の喫茶店って(笑)。

ライトノベルニューウェーブチェック」
前田建設の話も聞きたかったので、途中で抜けさせてもらった。後半の方が盛り上がったらしい。ちょっと残念。

富士見ヤングミステリー大賞の『戦う少女と残酷な少年』(だったっけ?)のネタばれを大勢の前でばらしてしまうのは、いかがなものかと(あんな作品なんで気持ちは分かるんだけど、そこはぐっと我慢してもらいたかった)。

前田建設ファンタジー営業部
これがねぇ、最高におもしろかった!『前田建設ファンタジー営業部』という本になってるんだけど、(今年の星雲賞ノンフィクション部門を授賞。早速買った)前田建設という建設会社が、アニメにでてくる建築物の工期と予算を真面目に見積もるという企画。で、この日の発表は、「銀河鉄道999の高架橋」。まず、高さがわからない!とか、鉄鋼なのか、鉄筋コンクリートなのか、とか、枕木は必要なのかとか、もうネタだらけ。そのうち十角館とか見積もりしてくれないかな。

「各賞授賞式〜クロージング」
SF大会よりスペースシャトルの打ち上げを優先した笹本祐一暗黒星雲賞授賞。星雲賞とダブル授賞。野田昌宏は愛すべきお爺ちゃんだ。

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いろいろ、おもしろいことも知ることができた。何かねぇ、今、SFでは「リアル・フィクション」が叫ばれてるらしいですよ。後で調べようっと。

楽しかったー。