最近、ライトノベルがおもしろくない。飽きてきた。似たような話、似たような絵が多くて、興味をそそられなくなってきた。ライトノベルで見られるドタバタ喜劇が、読んでて寒い。ラノベ好きに言わせるとパワーがある、勢いがある、とか、そんな評価になるんでしょうが、正直、そんな小説は、スレイヤーズオーフェンだけで十分。

で、最近、『盗賊の危険な賭 上 エイナリン物語第一部』(J・マッケナ)を読んだわけですが、こりゃ、おもしれー。C・NOVELSからでた翻訳ファンタジーシリーズ第一弾。訳者(原島文世)が、ライトノベルや漫画もよく読むということで、そのせいなのか、翻訳ものだけど、やたら読みやすい。登場人物にも感情移入しやすいし、ハードファンタジーの魅力(=魅力的な世界観、それらが段々と明かされるそのストーリー展開)が満載。

というわけで、結論。ライトノベルは、ライトであることをやめるべきだと思う(そういうのもあるけどね)。